ネズミ駆除|ここまできたら業者へ依頼2022年11月21日
ネズミの被害にあったとき、「自力でなんとかできるならやってみたい」と思いませんか?
ホームセンターで、ネズミ駆除用の薬剤やワナなどいろんな種類が販売されています。一般の方でも、自力でねずみを駆除することは不可能ではないでしょう。
仮に駆除業者に依頼すると、それなりに費用がかかるので「自力でやれるものなら」と思うのも当然です。まずは依頼する前に自力でやれること、業者に依頼すべきかどうかの決断する基準をまとめてみました。
1. 依頼する前にやってみること
依頼前にやってみることは以下の3つです。
「ネズミがいそうな場所を見てみる」「ネズミのイヤなニオイで追い出す」「ネズミの侵入口をふさぐ」まずこの3つをやってみましょう。
1-1 ネズミがいそうな場所を見てみる
天井裏などの「ネズミがいると思われる場所」「音がする場所」をチェックしてみましょう。
ねずみの姿を見ていない場合、存在を確かめるのが先決です。
天井裏などをのぞいてみて、フンがあれば、ネズミは確実にいます。外からの侵入口を発見できる可能性もあります。
1-2 ネズミのイヤがるニオイ(市販の忌避剤)で追い出す
天井裏や押し入れなどネズミの痕跡があった場所に、ねずみを寄せ付けないものを置いてみます。
ホームセンターや薬局などで、「忌避剤」と呼ばれるタイプの薬剤を探してみてください。手の届かない場所にも使用できるスプレータイプや持続性の高い固形タイプなどがありますので、目的や場所によって使い分けましょう。
毒エサや粘着シートも置くのも効果がありますが、その場合はネズミの死骸を自分で処理しなくてはいけません。
まずは駆除ではなく遠ざけるモノを使うことを推奨します。
1-3 ネズミの侵入口をふさぐ
体の大きなねずみでも2cm、体の小さい子ねずみなら1cmに満たない穴からでも侵入できるため、わずかな隙間も見逃せません。
よくある侵入経路として、「屋根と壁の隙間」「雨戸の戸袋の隙間」「増改築の建物の隙間」「床下の換気口」「エアコンの室外機のホース付近」などがあります。
侵入口がわかったら、ホームセンターで買える資材で、防鼠工事に挑戦してみましょう。
工事と言っても、要は穴をふさげばいいだけです。木やプラスチックの資材ではかじられてしまうので、金属製のものを使用しましょう。
小さな隙間や穴なら、金属たわしや金網のようなものを丸めて詰め込み、パテなどを盛ってふさぎます。大きな穴はパンチングメタルなどでふさぐのが良いでしょう。
2. ここまできたら業者へ依頼
ネズミは繁殖力が高く、環境適応力が高い生き物です。一度ネズミ駆除に失敗すると駆除するのが難しくなります。
特に以下の場合は早めの専門業者へ依頼ください。
2-1 室内でネズミを見た
もともと臆病な性質であるネズミを室内で見かけたとなれば、かなり多くのネズミが住みついていると考えてよいでしょう。
一般的にネズミ1匹がいたら10匹近いネズミがいると考えられています。
放置しておくと短い期間で何度も繁殖を繰り返し数を増やします。室内で見かけた場合は、業者への依頼を推奨します。
2-2 屋根裏・壁中・床下での騒音
ネズミが出す音は、鳴き声(チューチュー)、走り回る音(ゴソゴソ)、かじる音(ガリガリ)といった不快なものです。
とくにネズミは夜行性であるため、住民が寝静まった頃に活動し、このような音をたてます。音だけでも気になりますが、そのネズミの音に反応して飼っている犬が吠えるなどといった2次災害などもあります。
騒音で睡眠不足に悩まされるようであれば即依頼しましょう。
2-3 人が生活している場所での糞害
ネズミは移動しながら排尿する習性があるので、ネズミの通り道には糞尿が必ずといっていいほど落ちています。
人が生活している場所やちょっとした隙間に糞を見つけた場合、かなり多くのネズミが住みついていると考えてよいでしょう。
3. 駆除業者に依頼するなら、決断は早めに!
「依頼する前にやってみること」を実施したけど効果がない。また自分でやるにはハードルが高い。ネズミを目撃したり、糞尿や騒音がひどい場合は、できるだけ早めに駆除業者に依頼されることを推奨します。
ネズミの被害は、放置していると、どんどん拡大していく可能性があります。最初はコソコソと入り込んできてエサを探しているだけだったネズミが、家に慣れ、出没する場所を広げ、住み着いて繁殖してしまう。そうなると、自力駆除は難しくなります。
自力でやってみて様子を見てから依頼しようと思い、色々と試してみたが、効果が出ず被害が大きくなって、業者に依頼したという人も多くいらっしゃいます。
ネズミ駆除の費用は、被害状況に大きく左右されます。被害の小さいうちに依頼するのに比べて、被害が大きくなってから依頼すると、駆除業者への依頼にかかる費用は増加してしまいます。そのため、駆除業者に依頼するのなら、できるだけ早めにされることをおすすめします。