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害虫・害獣豆知識

ゴキブリ侵入対策と駆除方法2023年4月28日

姿を見れば誰もが不快な気持ちになるのが 、ゴキブリです。
ゴキブリが発生する原因とは、そのほとんどが「外部からの侵入」です。
今回は、ゴキブリの発生原因と侵入しやすい場所、更にその対策についてご紹介いたします。

1.対策の前にまず敵(ゴキブリ)を知ろう

今回は、日本全土に広く分布している「クロゴキブリ」の生態をご紹介します。
ゴキブリといえば誰もが最初にイメージするのが、このクロゴキブリだと言うぐらいとても一般的なゴキブリです。
日本にはかなり古くから定着したと考えられており、行動範囲が広く関東から九州地方でよく見かけますが、温暖化した現在では北海道でも生息が確認されています。
成虫は単独行動を好み、屋外と屋内を行ったり来たりして暮らしています。越冬すると2年近く生存することが特徴です。
またこのゴキブリの糞尿による汚染被害が、ゴキブリの中では一番大きいことがわかっています。
クロゴキブリの特徴を「卵鞘・幼虫・成虫」それぞれ表にしましたのでご覧ください。


【卵鞘(らんしょう)】
大きさ:12~13mm
色:こげ茶~黒褐色
期間:31~47日
特徴:中に22~28個の卵がある、がま口型で硬い

【幼虫】
大きさ:最小4mm
色:黒色で腹部に白い横帯(幼齢)、赤褐色(中齢~老齢)
期間:84~112日、越冬する場合は1年以上
特徴:8~10回ほど脱皮を繰り返す(幼齢→中齢→老齢)

【成虫】
大きさ:約35mm
色:黒褐色(光沢がある)
期間:4~5ヵ月
特徴:5~10月に産卵、羽は雄雌とも尾端より長い

家の中でクロゴキブリの卵鞘や幼虫を見つけたら、他にも親ゴキブリや幼虫がいる可能性があると考えたほうがいいでしょう。

1-1.驚異の繁殖力

クロゴキブリの1卵鞘中の卵数は22~28個で、産卵回数は一生に15~20回です。25個入りの卵鞘を20回産卵したと仮定すると、1匹のメスが一生に産む子どもの数は500匹となり、考えただけで鳥肌が立ちます。
クロゴキブリを見つけたら早めに卵も幼虫も成虫もすべて、徹底的に駆除する必要です。

1-2.ゴキブリの潜み場所

クロゴキブリが好んで潜む場所の条件は、おもに以下の4つです。
「暗い」「狭い」「湿度が高い」「暖かい」「エサがある」
これらの条件が揃いやすい、以下のような場所にクロゴキブリは潜んでいます。

【キッチン】
 ●冷蔵庫の下
 ●家具や家電の下や隙間
 ●壁との隙間
 ●シンク下や引き出しの奥
【リビング・寝室】
 ●テレビ台の裏
 ●ベッドの下
 ●エアコンの裏
 ●家具の下や隙間
【風呂場・洗面所】
 ●排水口の中
 ●洗面化粧台の下の収納
 ●洗濯機の下や隙間
【玄関】
 ●玄関の隅
 ●下駄箱の中

昼間はこういった狭くて暗い場所に潜んでいて、夜間人間が寝静まったあとにこっそり出てきます。

雑食性であり、ホコリ、人間の髪の毛、食べかす、油、なんでもエサにしてしまうため、餓死することはありません。わずか一滴の水でも3日生きられると言われています。

2.侵入経路

ゴキブリの侵入経路は、一ヵ所に限りません。あらゆる場所から侵入してきます。

2-1.玄関

玄関のドア開閉時に、ゴキブリもドアが開いているタイミングで家に侵入してくることがあります。
また、郵便受けとドアが一体型になっているような場合は、その隙間から侵入してくる可能性も考えられます。

2-2.窓やベランダ

換気などの際に開けっ放しにすることもある窓や網戸から侵入してくることも十分考えられます。
また、クロゴキブリはちょっとした高さまでなら飛ぶことができるので、2~3階程度の低階層のマンションやアパートの部屋であれば、ベランダから侵入してくることもありえます。
窓や網戸の閉め方が甘かったり、どこかが破れて穴が開いていたりすると、そこから侵入してくる危険性があるため注意しましょう。

2-3.排水口や排水管の隙間

キッチン・洗面台・洗濯機・お風呂の排水口からも侵入することがあります。
下水道から排水管を這いあがってきたゴキブリは、封水トラップを通り抜け排水口から室内に侵入してしまうことがあるのですもあります。
実際に、クロゴキブリが深さ5cmの封水トラップを通過できたという実験データもあります。
また、排水管と床面に隙間が開いていると、そこからクロゴキブリが侵入することがあります。
日頃から、排水管と床面に隙間が開いていないかチェックしておきましょう。

2-4.エアコンの配管や排水ホース

換気扇や通風口・エアコンの配管なども外につながっている場所なので、ゴキブリの侵入経路になります。ゴキブリは数ミリの隙間も上手にくぐり抜けてしまうため、外につながる隙間は決して油断できません。

2-5.段ボールにくっついて侵入

クロゴキブリは、宅配された段ボールにくっついて侵入することがあります。
段ボールは保温・保湿性があり、クロゴキブリが好む環境です。
段ボールは2枚重ねで中に空洞がある構造のため、この空洞に卵を産み付けることもあります。
最近はネットショッピングを利用する人も増え、家にダンボールが増えていく方も多いのではないでしょうか。
捨てるのが面倒だからと家の中に溜め込んでいると、付着していたクロゴキブリの卵が孵化し、大量発生する危険性があります。

3.侵入させない5つの予防対策

クロゴキブリを家の中に侵入させないためには、しっかりとした予防対策が大切です。

3-1.侵入口をなくす

外からクロゴキブリが侵入できそうな隙間や穴をしっかりと塞ぎましょう。
ゴキブリが寄り付かないように、侵入口付近を定期的に掃除したり隙間がないかチェックすることも大切です。おすすめの対策を表にしましたので参考にしてください。

侵入口 対策方法

玄関・窓・網戸の隙間 隙間テープ
換気扇・通気口 フィルター
排水口 ネット
エアコンの配管と壁・排水管と床面の隙間 パテ
エアコンのドレンホース 防虫キャップ・ネット

3-2.屋内・屋外両方にベイト剤を置く

ベイト剤とは、殺虫成分入りの毒エサのことで、毒エサを食べたクロゴキブリだけでなく、そのクロゴキブリのフンや死骸を食べた巣の仲間のゴキブリまで駆除できるのがポイントです。
ベイト剤は屋内だけでなく、屋外にも置いたほうが効果的です。

屋外用のベイト剤は、ゴキブリが侵入する前に外で駆除して屋内への侵入を防ぐことができます。
ベランダや玄関の外などに屋外用ベイト剤を設置しましょう。

3-3.生ごみは密閉してこまめに捨てる

生ごみはフタ付きのゴミ箱に入れて密閉し、こまめに捨てましょう。
特にキッチンの三角コーナー、排水口のゴミ受けの生ごみは毎日捨てるのが基本です。放置するとニオイにつられてゴキブリが寄ってきてしまいます。

生ゴミをベランダに出しておく場合も、必ず密閉できるゴミ箱に入れておいてください。
ゴミ袋のまま放置すると、ニオイがもれてクロゴキブリを寄せ付けてしまいます。

3-4.家の中を清潔に保つ

クロゴキブリが好む環境を作らないよう、家の中は常に清潔に保つよう心がけましょう。
清潔に保つための大事なポイントは以下4つです。

 ●ホコリをためこまないよう、こまめに掃除する
 ●水回りの水分はしっかりと拭き取る
 ●油の飛び跳ねは都度きれいに拭き取る
 ●キッチン、お風呂などの排水口のネットは毎日交換

ゴキブリはホコリ、油、髪の毛などなんでもエサにします。
エサとなるものを作らないよう、毎日掃除をしてクロゴキブリを予防しましょう。

3-5.ダンボールはため込まずにすぐ処分

ダンボールには、温かい環境と、隙間が多いこともあり、ゴキブリにとっては快適な環境になってしまいます。ダンボールのクッションの部分には小さな隙間があります。ゴキブリは5mmほどのダンボールの隙間によく潜んでいます。ダンボールは頑丈な上に保温性があり、ゴキブリにとっては最適な住処となります。この隙間はゴキブリの卵を産む場所に適していると言われています。外から運ばれたダンボールに卵がありその卵が孵化することもあります。
空の段ボールは家にため込まずにすぐに処分するようにしましょう。

4.クロゴキブリを効果的に駆除する2つの方法

ここからは、クロゴキブリを効果的に駆除する方法について解説していきます。
クロゴキブリを駆除するには、以下の2つの方法が効果的です。

 ●クロゴキブリを見つけたとき → 殺虫スプレー
 ●居場所はわからないが、1匹残らず駆除したいとき → ベイト剤(毒エサ)

おすすめの駆除グッズもご紹介しますので、参考にしてください。

4-1.見つけたときは殺虫スプレー

家の中でクロゴキブリを見つけたときは、速効性のある殺虫スプレーで駆除するのが効果的です。
なかには、スリッパで叩き潰したり、新聞を丸めて叩いて潰す方法をとる方もいらっしゃいますが、あまりおすすめできません。潰した際にクロゴキブリの体液が飛び散る可能性があるためです。
ゴキブリを見つけたときは、なるべく殺虫スプレーで駆除しましょう。

さまざまなメーカーから市販されていますが、おすすめなのが、速効性の高いアース製薬の『ゴキジェットプロ』です。
速効殺虫成分イミプロトリン配合で、瞬時にクロゴキブリの動きを止め素早く退治できます。狭い隙間に逃げ込んでもスプレーできる隙間用ノズルも付いているため、クロゴキブリを逃がすことなく駆除できるのがポイントです。

4-2.居場所がわからないときはベイト剤(毒エサ)

クロゴキブリの居場所はわからないけど駆除したいときや、1匹見つけたから他にもいるかもと不安になったときは、ベイト剤を置くのがおすすめです。
ベイト剤とは、殺虫成分入りの毒エサのことで、毒エサを食べたクロゴキブリだけでなく、そのクロゴキブリのフンや死骸を食べた巣の仲間のゴキブリまで駆除できるのがポイントです。
メスが産み落とす前の卵にも効果があり、卵から幼虫、成虫までトータルに効き目を発揮します。
ただし、すでに産み落とされている卵には効果がないため、卵は見つけて潰すか幼虫になるのを待ってベイト剤で駆除するしかありませんので注意してください。
おすすめのベイト剤はアース製薬の『ブラックキャップ』です。
置いたその日から効果があり、1年間効果が持続します。ゴキブリが警戒しにくい構造になっており、8つの成分で誘引してゴキブリに毒エサを食べさせます。

ベイト剤は、たくさん置くことでクロゴキブリの駆除効果をアップさせます。
設置場所は、下記をご参照ください。


キッチンの侵入場所と設置場所


画像引用元:害虫駆除110番


洗面台・洗濯機まわりの侵入場所と設置場所


画像引用元:害虫駆除110番


エアコン室外機・窓の侵入場所と設置場所


画像引用元:害虫駆除110番

5.対策してもゴキブリが出る場合はエムトレードへ


エム・トレードが現在行っている事業は日々の生活の中で、害獣・害虫被害でお困りのお客様に安心・安全を提供することです。
小さな思いを大切に「誠実さ!」を追及しています。確実な下見と明確な費用・作業内容をご提示し、納得いただいたお客様にご利用いただき、評価をいただいております。害獣でお困りなら、ぜひ一度エム・トレードへご相談ください。

WEBサイト|株式会社エム・トレード

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