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害獣(イタチ·ハクビシン·コウモリ·アライグマ·ハト)の被害と対処法2023年10月4日

害獣被害は、倉庫、一般家庭、公共施設など様々な場所で問題となります。特定の害獣に対処するためには、正しい予防策と駆除方法が必要です。以下では、イタチ、ハクビシン、コウモリ、アライグマ、ハトなど一般的な害獣に対する対処法を詳しく説明します。

目次

1.イタチ被害の実態

もとは山地や河川敷に生息していたものが、都市部など人家の周りにも生息域が広がっています。

1-1.家畜やペットへの攻撃

イタチは見た目の印象に反して小動物や家畜を襲い、卵や鳥を捕食することがあります。

1-2.穴掘り

イタチは地中に巣穴を掘る習性があり、これにより庭の土壌が崩れたり、穴を掘ってわずかな隙間を作って庭や倉庫などに侵入することがあります。

1-3.ゴミ箱や食品被害

ゴミ箱や食品保管場所に侵入し、食べ物を漁ったり散乱させ、衛生面で問題が発生します。

1-4.感染症の拡散

イタチは野生動物の中で病原体を保有しているため、感染症の拡散の媒体となる可能性があります。

1-5.騒音と悪臭

イタチは夜行性の動物であり、夜間に鳴き声や天井裏への侵入による足音など騒音の発生、糞尿による悪臭も大きな問題点です。

これらの被害に対処するには、正しい予防策や駆除方法を採用することが重要です。

◇イタチを追い出す3つの方法

A.巣の除去

イタチが巣を作っている場所を特定し、巣を除去します。 これにより、イタチがその場所に戻ってくるのを防ぐことができます。 巣の除去には専門的な知識と装備が必要な場合がありますので、専門家に依頼することを検討してください。

B.イタチの嫌がる臭いを利用

イタチは嗅覚が優れているため強い臭いを放出するデバイスを設置することが有効です。
(クレゾール石鹸・木酢液・漂白剤・お酢など)

C.専門家へのご相談

イタチの駆除は専門的な知識と経験が必要な場合があります。 特にイタチが法的に保護されている地域では、特別な許可が必要なこともあります。害獣駆除の専門家に相談し、適切な対策を立てることが重要です。

2.ハクビシン被害の実態

私たちの身近で、ハクビシンによる様々な被害が発生しています。
以下は、ハクビシンがもたらす5つの主な被害です。

2-1.食害

ハクビシンは穀物、野菜、果物、種子、家畜の飼料など、様々な食品に被害を及ぼします。農作物被害は深刻で、経済的にも大きな損失が発生します。

2-2.建物への損害

ハクビシンは建物内に巣を作り、電気配線や断熱材を噛み砕いたりすることで、水漏れや断水、火災の原因となることがあります。

2-3.感染症の拡散

ハクビシンは感染症の原因となり、人や家畜に対して病原体を広めることがあります。

2-4.不衛生な状況

ハクビシンが住み着くと、ゴミ箱や食料品の保管場所などに侵入し、食い荒らしたり糞尿による衛生的に問題となる被害は避けられません。

2-5.野生動植物への影響

ハクビシンは生態系に影響を与え、生態系のバランスを乱す可能性があります。
これらの被害を最小限に抑えるためには、適切な予防策や駆除方法を採用することが必要です。
ハクビシンの被害を把握するためには、専門家のアドバイスを受けることが重要です。

◇ハクビシンを追い出す3つの方法

A.巣の探索と封鎖

ハクビシンが巣を作っている場所を特定します。 通常、壁の裏側、床下、屋根裏などに巣を作ることが多いです。
巣の入り口を見つけ、封鎖します。 封鎖には金網や合板を使い、ハクビシンが再び巣に入れないようにします。
※巣の入り口を封鎖する前に、ハクビシンが巣にいないことを確認しましょう。

B.ハクビシンの追い出し

ハクビシンを追い出すために、音や臭いを利用することが有効です。
嫌がる音/掃除機やブザー・モーターなどの機械音など。
嫌がる匂い/潰したニンニクや唐辛子をペットボトルに仕掛け、巣と思われる場所に設置する。木酢液やハッカ油など匂いの強いものも効果的です。

C.専門家へのご相談

ハクビシンの駆除は専門的な知識と経験が必要な場合があります。 特に巣の探索や封鎖、追い出しの作業は慎重に行う必要があります。
個人での対処が難しい場合は、害獣駆除の専門家に相談し、プロのアドバイスや駆除作業を依頼することが賢明です。

3.コウモリ被害の実態

コウモリは、雨風がしのげて比較的暖かい民家の屋根裏や倉庫・ビルの中などに住みついてしまうことが多く、様々な被害を及ぼします。

3-1.建物への侵入

コウモリは家屋内や屋根裏、壁の空間など、建物内に巣を作ることがあります。建物の構造によっては絶縁材の破損により、停電や火災の原因となる場合もあります。

3-2.騒音と臭い

夜行性のコウモリは夜間に活動し、その物音や鳴き声が聞こえることがあります。また、糞や尿から発生する臭いも問題となります。

3-3.感染症の拡散

コウモリは人に対して病原体を媒介する可能性があり、特に糞や尿による感染症のリスクが増加します。

3-4.作物への被害

果樹園にコウモリが巣を作った場合、果物をかじったり、果実を汚したりすることで作物への被害は甚大です。

3-5.法的な考え方

コウモリは一部の地域で保護されていることがあり、駆除や巣の破壊には法的に規制されている場合があります。
コウモリ対策には正しい予防策や排除方法を採用することが必要です。

◇コウモリを追い出す3つの方法

A.巣の封鎖

コウモリが巣を作っている場所を特定し、その入り口を封鎖します。
巣の入り口には金網や合板などを使用して、コウモリが入らないようにします。

B.コウモリの追い出し

コウモリは騒音や光、風の強い場所を嫌う傾向があります。
巣の近くに超音波発生器を設置したり、屋根裏などにセンサーライトを設置することも効果的です。

C.専門家へのご相談

コウモリの駆除は専門的な知識と経験が必要な場合があります。 特に法的に保護されている場合や大規模な巣がある場合は、専門家に相談し、プロのアドバイスや駆除作業を依頼することが重要です。

4.アライグマ被害の実態

ペットとして北アメリカから輸入されて以来、逃げ出したり飼育放棄で捨てられ、野に放たれた個体が日本各地で繁殖し、全国的に被害を拡大させています。

4-1.ゴミ箱荒らし

アライグマはエサを求めてゴミ箱を荒らし、食品を漁ることがよくあります。また、都市部や住宅地域では、アライグマが庭や野菜畑を荒らすこともあります。

4-2.家畜やペットへの攻撃

アライグマは鶏、アヒル、ウサギなどの家畜、犬や猫などペットに対して攻撃的になることがあります。

4-3.感染症の媒介

アライグマは狂犬病などの感染症の媒介者として知られています。アライグマが感染源となることで、人間や他の動物に感染症が広がるリスクが増加します。

4-4.庭や畑・菜園の被害

アライグマは庭や農作物を荒らすことがあり、特にトウモロコシ畑や果樹園への被害が報告されています。

4-5.建物への被害

アライグマは屋根裏や建物内に侵入し、そこに巣を作ることがあります。絶縁材や電気配線を噛んだり、建物を傷つけたりすることがあります。

アライグマの被害を抑えるためには、ゴミ箱の適切な封鎖、家畜やペットの保護、感染症の予防、作物や建物の保護などの予防策が重要です。解決には専門家へ相談されることをおすすめします。

◇アライグマを追い出す3つの方法

A.餌の取り扱い

ゴミ箱やペットの食器を室内に保管し、家の周りに食べ物を残さないようにしましょう。 食べ物の残りカスを放置しない。庭に果物の木や野菜を植えている場合は、速やかに収穫し、残さないようにしましょう。

B.アライグマの逃げ場を減らす

アライグマは巣穴や隠れ家を求めて住宅周辺に現れることがあります。 可能であれば、住宅周辺の巣穴や隙間を封鎖し、アライグマの侵入経路を断つことが重要です。また、屋外のゴミ箱や物置にはしっかりと蓋をし、アライグマが容易に入れないようにしましょう。

C.アライグマの追い出し

アライグマが潜んでいる場所などに燻煙剤を焚き、煙を蔓延させたり、木酢液・ハッカ油などの嗅覚忌避剤を散布します。煙や忌避剤を脱出口から遠い場所の狭い隙間などから順に散布していくことが重要です。天井裏や床下の構造、脱出口の場所を考慮しながら作業を行います。

アライグマの問題が続く場合は、専門家に相談し、適切な解決策を導入することを検討してください。また、法律や地方の規範に従って行動することも重要です。

5.ハト被害の実態

ハトは都市部や農村地域で広く見られる鳥ですが、特定の場所や状況次第では様々な被害が発生しています。以下は、ハトがもたらす5つの一般的な被害です。

5-1.建物への被害

ハトは建物に巣を作り、糞や巣の材料が建物の外壁や屋根に付着し、修復や清掃が必要になります。

5-2.感染症のリスク

ハトの糞には病原体が含まれていることがあり、これが建物内や周囲の環境に広がり、感染症のリスクが高まります。

5-3.害虫の発生源になる

ハトの糞や残飯が引き起こす害虫の発生も深刻な問題です。ゴキブリなどの害虫はハトの糞までもエサにしてしまいます。ベランダなどに糞を放置することは、害虫被害にもつながってしまいます。

5-4.騒音問題

ベランダや窓際にハトが棲み着くと、早朝や夜間に頻繁に鳴くようになり、静寂を妨げます。
建物の構造によっては、飛び立つときのバサバサという羽音や動き回るハトの足音もストレスの原因に。また、鳥嫌いの方にとっては、恐怖のため窓を開けることもできなくなります。

5-5.金属類の腐食

糞による金属の腐食も大きな問題となっています。ハトの糞は強酸性のため家屋の金属部分などに深刻なダメージをもたらし、建物や施設の資産価値低下にもつながりかねません。

◇ハトを追い出す3つの方法

A.巣や巣穴の封鎖

ハトは巣や巣穴を作り、そこで繁殖します。 まず、ハトが巣を作っている場所を特定し、その巣穴や出入口を封鎖します。 ハトが巣に戻れないようにすることが重要です。
封鎖には金網、合板、セメント、金属板などの適切な材料を使用します。巣穴や出入口を完全に塞ぐことで、ハトの侵入を防ぎます。

B.妨害装置の使用

ハトを追い出すために、妨害装置を使用します。騒音発生器、明るい光、風力装置などがあります。
騒音発生器はハトの安息地を邪魔し、明るい光はハトを不快にさせ、風力装置はハトの飛行を妨害します。

C.餌場の制御

ハトは餌を求めて特定の場所に集まる習性があります。餌場を制御することで、ハトの誘引を減らすことが可能です。餌場周辺のゴミ箱や食べ物の残りを片付け、食べ物の供給を止めることで、ハトを遠ざけることができます。

ハトを追い出す際には、法の規制や地元の規制を遵守し、ハトの繁殖期を気にするなどの配慮が必要です。

6.害獣被害対策のまとめ

害獣被害を防ぐためには、以下の対策を基本に考えることが重要です。害獣の種類によっては、異なるアプローチが必要ですが、共通の原則も存在します。

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6-1.害獣の種類を認識する

まず、どの害獣被害に遭っているのか​​を確認し、その害獣の生態や習性を理解します。

6-2.予防策を実施する

害獣の侵入を防ぐために、建物の適切な保護を行います。巣穴や出入口の封鎖、金網やフェンスの設置、屋外での害獣の餌となる食べ物の管理などが含まれます。

6-3.害獣の追い出し

害獣がすでに発生している場合、巣や巣穴の封鎖、騒音や明るい光、嫌な臭いの利用など、害獣を追い出すための方法を検討します。

6-4.専門家に相談する

問題が深刻で対処が難しい場合は、野生動物管理機関や害獣駆除の専門家に相談し、プロのアドバイスや駆除作業を依頼することをおすすめします。

6-5.法の規制を遵守する

害獣の排除や対策には地域ごとに異なる法の規制が存在します。これらの規制を遵守し、許可を取得することが重要です。

6-6.持続可能な方法を検討する

害獣対策に関しては、環境への負担を最小限に抑えるために持続可能な方法を検討することが重要です。生態系への影響を考慮しましょう。

6-7.定期的な監視とメンテナンス

害獣対策は一度だけではなく、定期的に監視とメンテナンスを行うことが重要です。新たな害獣の侵入を防ぐためにも継続的なチェックが必要です。
害獣被害対策は地域や状況によっても異なるため、地元の専門家やプロのアドバイスを受けながら、最適な対策を実施することをおすすめします。

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