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ハクビシンの追い出しと再侵入防止方法2024年1月29日

ハクビシンは、臆病な性格ですが、じつは厄介な動物です。
屋根裏や倉庫など人の身近な場所に棲み着いて、フンや尿を排泄し悪臭を放ち、シミで汚すなどの被害をもたらします。
ハクビシンを駆除するには、追い出しと再侵入防止の2つの対策が必要です。
本記事では、ハクビシンの生態や侵入経路、追い出し方と再侵入防止方法を解説します。
ハクビシンに悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。

1.ハクビシンの生態

1-1.外見と性格


ハクビシン(白鼻芯)はその漢字が示すとおり、白い鼻筋が特徴的な害獣です。眼の下にも白のアクセントが入っていて、かわいい顔をしています。体全体は灰色をしていますが、手足は黒色をしています。一般的な成長したハクビシンの体長は約90~110cmで、体重は4kgほどです。
人の姿をみかけると逃げ出すほど臆病な性格をしています。基本的には、人目のつかない場所にひっそりと暮らしており、ハクビシンから襲ってくることはほとんどありません。

1-2.運動能力

ハクビシンはバランス感覚に長けており、電線を渡る姿もみられるほどです。
木登りも得意です。屋根の近くにある木をつたって屋根の隙間や穴が空いている場所から侵入してくることがあります。

1-3.棲み着く場所

ハクビシンは本来、森林や里山などに生息していますが、近年は、都市開発などにより自然が減りつつあるため、エサを求めて街や住宅地にも出没するようになっており、人家の屋根裏や床下などに棲み着くことが多くなっています。

1-4.夜行性で冬眠はしない

ハクビシンは、夜行性の動物です。そのため活動時間は夜間が中心です。時期にもよりますが、日が落ちる17時〜18時ごろから日が昇る5時〜6時ごろの間に活動しています。
冬眠をしない生き物ですが、寒さに弱いという特徴があるため、冬場は特に暖かい屋根裏や床下などに侵入してくる可能性が高くなります。

2.侵入経路

2-1.壁や屋根の穴が空いている場所

ハクビシンは木登りが得意なので、人から見て高い位置にある穴でも上手く木をつたって侵入することがあります。
家の壁は、外壁と間仕切り壁という2種類の壁で成り立っており、ハクビシンは外壁と間仕切り壁の間を登って家の中を自由に移動を繰り返しています。

2-2.屋根同士が重なっている隙間

屋根同士が重なっている隙間からも、よく侵入します。
日本の家は、屋根の重なる部分に隙間が多いケースが多く、また、震災によって屋根の瓦が剥がれている場所もハクビシンの侵入経路になってしまいます。

2-3.通風口

通風口とは、家の基礎部分や外壁にある空気の出入り口のことです。
通風口は家の中の空気を循環させるために必要ですが、ハクビシンはその穴から侵入してきます。通常、金属製のフタや金網で覆われていますが、経年劣化などで、フタが外れたり金網が壊れたりすることがあります。

3.ハクビシンと法律

行政や民間業者に依頼せずにハクビシンを捕まえる場合、注意すべきは法律です。
鳥獣保護法によりハクビシンは捕獲できません。
鳥獣保護法とは、「野生動物を守り、適正な狩猟を促す法律」です。
野生動物をみだりに捕まえ処分したり、狩猟したりしないようにする法律で許可なくハクビシンを捕まえると法律違反になってしまいます。
もしも自分でハクビシンを捕まえたいのであれば、行政に「捕獲許可」を申請します。「原則狩猟免許がある人」などの、条件がありますが通過すればハクビシンを捕獲することができます。
ですが、捕獲した後のハクビシンは自分で処分するか、行政の職員に引き渡すかの処理が必要です。

4.ハクビシンの追い出し方

自力でできるハクビシンを追い出す方法として、主に以下の3つの方法があります。

4-1.忌避剤(きひざい)で追い出す

強い臭いでハクビシンを遠ざける忌避剤を使うことで追い出すことができます。ハクビシンは嗅覚が発達しているため、臭いのきつい場所には近寄りません。
市販の忌避剤には木酢液やニンニク、トウガラシなど、刺激臭を発生させるものが使われています。

4-2.燻煙剤(くんえんざい)で追い出す

屋根裏に入り込んだハクビシンを追い出したいなら、大量の煙を発生させる燻煙(くんえん)殺虫剤も効果があります。
燻煙剤を使用する場合は、ハクビシンが逃げ出た後、十分に換気をする必要があります。

4-3.大きな音で追い出す

一番手軽にできるのが、大きな音を出してハクビシンを追い出す方法です。ハクビシンは聴覚が発達しているため、大きな音を出すと驚いて屋根裏から逃げていくことがあります。
身近なものでは、掃除機の音。他にも、爆竹の音や銃声などの大きな音をスマートフォンから流すのも手軽でおすすめです。

5.ハクビシンの再侵入を防止する方法

追い出し完了後は、再侵入の防止策が重要です。
侵入経路として考えられる「壁や屋根の穴が空いている場所」「屋根同士が重なっている隙間」「通風口」などをホームセンターなどで販売されている動物用のネットや金網で塞ぎます。なお有刺鉄線もとげがあるので、ハクビシンに対しての抑止力として役に立ちます。

6.まとめ

ハクビシンの習性や特徴を理解し、適切な対策をすることで、ハクビシンによる被害を防ぐことができます。しかしながら、屋根裏や床下など自力で駆除や対策を実施するのは容易ではありません。ハクビシンの駆除や侵入対策のどちらにも詳しい専門業者に依頼することをおすすめいたします。

7.ハクビシンでお困りの方はエム・トレードへ


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